テキスト注釈(吹き出し・装飾テキスト・スタンプ)
フルスクリーン表示中に Ctrl+T を押すとテキスト注釈モードに入ります。 漫画のような吹き出し・メッセージウィンドウ・装飾テキスト・オノマトペ・スタンプを画像の上に重ねて配置できます。
処理の適用順序(消しゴム / 補正レイヤー / 隠蔽加工 / 画像補正 / AI / テキスト注釈などの重ねがけ順)は 画像補正マニュアルの「処理の適用順序」 にまとめてあります。テキスト注釈は最前面(いちばん上)に重なります。
基本的な使い方
- Ctrl+T でテキスト注釈モードを開始(画像補正パネルのヘッダー右側にある吹き出しアイコンからも開始できます)。左側に注釈の一覧と「追加」ボタン、右側に編集パネルが表示されます
- 左パネルの追加ボタン(吹き出し追加 / ウィンドウ追加 / テキスト追加 / オノマトペ追加 / スタンプ追加)で注釈を配置します
- 配置した注釈をクリックで選択し、右パネルで内容を編集。キャンバス上ではドラッグで移動、ハンドルで拡大縮小・回転できます
- Esc または Ctrl+T でモードを終了します(フルスクリーンは継続)
画面構成
- 左パネル: 注釈の一覧(クリックで選択)、一覧の操作(重なり順 ↑/↓・複製・削除)、追加ボタン、プレビュー解像度の切り替え。
- 右パネル: よく使う本文欄などを常に表示する領域と、タブ(セリフ / 本体 / しっぽ / 部品 / 飾り)。選択した注釈の種類に応じて編集できるタブが変わります。
注釈の種類
| 種類 | 追加ボタン | 内容 |
|---|---|---|
| 吹き出し | 吹き出し追加 | セリフを入れる吹き出し。16 種類の形・しっぽ付き。下の吹き出しと結合できる |
| メッセージウィンドウ | ウィンドウ追加 | ノベル風の文章枠。背景・枠・名前プレート・立ち絵枠などを設定できる |
| テキスト | テキスト追加 | 枠のない装飾文字(袋文字・影・発光など) |
| オノマトペ | オノマトペ追加 | 効果音文字。装飾フォント(追加パック)が必要 |
| スタンプ | スタンプ追加 | 絵文字や画像を貼り付ける |
吹き出し
「吹き出し追加」を押すと形の見本が並んだダイアログが開き、クリックした形で吹き出しが配置されます。 配置後は「本体」「しっぽ」タブで細かく調整できます。
形(本体タブ)
楕円 / 角丸 / トゲ(バースト)/ 雲 / 多角形 / ひし形 / ハート / 矢印 / やわらか / 集中線 / 流線 / 意識(意識の集中)/ 線 / 二重線 / 思考(楕円)/ なし の 16 種類から選べます。 形ごとに専用のスライダー(半径、角丸、トゲの数・深さ、ローブ、辺の数、向き など)が表示され、見た目を細かく追い込めます。
このほか、塗り(色・不透明度)、輪郭(色・太さ)、内側の余白を設定できます。
自動サイズ
本文の量に合わせて吹き出しが自動で膨らみます。縦書きの長いセリフでも文字に沿った形になるよう調整されています。
しっぽ(しっぽタブ)
しっぽの種別(通常 / 思考(丸))と幅を設定できます。キャンバス上ではしっぽの先端と付け根のハンドルをドラッグして向き・長さを変えられます。 本体を大きくしても先端が中に潜り込まないよう、先端は常に輪郭の外側に保たれます。
すぐ下の吹き出しと結合
「すぐ下の吹き出しと結合」をオンにすると、重なり順ですぐ下にある吹き出しと輪郭をつなげて、ひと続きの吹き出しに見せられます。 結合には、2 つの吹き出しが重なっていること、両方が結合に対応した形(楕円など。線・なし等は不可)であることが必要です。 つながるのは順序がすぐ下(直下)の吹き出しだけです(間に別の注釈を挟むと重なり順が崩れるため、直下のみに限定しています)。
セリフのクイックプリセット
本文欄の近くのバーから、白フチ・黒フチ・フチなし といったよく使うフチをワンクリックで適用できます。
メッセージウィンドウ
ノベルゲーム風の文章枠です。「ウィンドウ追加」からデザインを選んで配置します。
- 背景: 単色 / 半透明 / スクリム / 2 色グラデーション
- 枠: なし / 単線 / 二重線(二重線は間隔も調整可)、影、角丸
- レイアウト: 縦位置、折り返し(禁則処理)、上下左右それぞれの余白
- 部品タブ: 名前プレート、立ち絵枠(色付きのプレースホルダ)、続きを示す指標
テキスト(文字の設定)
吹き出し・ウィンドウ・テキスト・オノマトペの本文は「セリフ」タブで共通して編集できます。
- フォント / 文字サイズ / 文字色
- 横書き / 縦書き(縦書きでは句読点・かぎ括弧・長音符が縦書き用の字形になります)
- 整列(左 / 中央 / 右)、行間、字間
- 袋文字(色・太さ)。文字効果として、追加の外フチ・ドロップシャドウ・外側発光・背景プレート・残像(Echo)を重ねられます
- 太字 / 斜体
- 自動縦中横(縦書きのときに 2〜3 桁の数字や「!?」を横向きにまとめて読みやすくします)
- 記法トグルと記号セット(複数の括弧スタイル)、記号の挿入ボタン
- セリフプリセット(適用すると点灯し、個別に編集すると解除されます)
スタンプ
「スタンプ追加」から、同梱の絵文字、またはお好みの画像を貼り付けられます。
- 絵文字: カテゴリと検索で選べます
- 画像ファイルから追加: 選んだ画像は注釈の中に取り込まれます(長辺 1024px に縮小)。 取り込み後は元ファイルを移動・削除しても、別の PC でも、表示・再編集できます
- ユーザー画像(履歴): 一度配置した画像はピッカーの「ユーザー画像」欄に最近使った順で残り、 ファイルを選び直さずに再利用できます。履歴を消しても、すでに配置済みのスタンプには影響しません
オノマトペ
効果音などの装飾文字です。専用の装飾フォントは「編集用追加パック」に含まれます。 パックが未導入のときはオノマトペを追加できません(追加ダイアログの案内ボタンからパックを入手してください)。
フォント
吹き出しやメッセージウィンドウの既定フォントは Windows 標準のフォントで、追加導入なしに安定して表示されます。 装飾フォントは追加パックで増やせます。
プレビュー解像度
編集中の表示だけを軽くするための設定です。左パネル上部で「原寸 / 1/2 / 1/4 / 1/8」を選べます。 解像度の高い画像(4K など)で動作がもたつくときに下げると、ドラッグや文字入力がスムーズになります。
- テキスト注釈モードを開いている間は選んだ解像度のまま固定で、途中で勝手に変わりません
- モードを終了すると原寸で描き直され、鮮明な表示に戻ります
- 保存・コピー・比較・エクスポートは常にフル解像度で、この設定の影響を受けません
- 選んだ値は次回以降も記憶されます
一覧操作・変形・元に戻す
左パネルの一覧で注釈をクリックすると選択できます。一覧直下のボタンで操作します。
| 操作 | 動作 |
|---|---|
| ↑ / ↓ | 選択中の注釈を前面 / 背面へ(重なり順の変更) |
| 複製 | 選択中の注釈をコピーして追加 |
| 削除 | 選択中の注釈を削除 |
| キャンバスでドラッグ | 選択中の注釈を移動 |
| 四隅ハンドル | 拡大・縮小 |
| 回転ノブ | 回転 |
| しっぽハンドル | 吹き出しのしっぽの向き・長さを調整 |
Ctrl+Z で元に戻す、Ctrl+Y(または Ctrl+Shift+Z)でやり直しができます。
保存と書き出し
注釈はページごとに自動でデータベースに保存され、次に同じページを開いたときに再描画されます。 元の画像ファイルには一切手を加えません。
注釈のあるページには、サムネイル左上にピンク色の「文」バッジが表示されます (補正済みの青「補」バッジ・消しゴムのオレンジ「消」バッジと横並び)。どのページに注釈を付けたか一目で分かります。
保存・コピー・比較、および Ctrl+E のエクスポートでは、注釈が画像へ焼き込まれて出力されます (画面の表示どおり)。トリミング・見開き・回転もそのまま反映されます。
ショートカット一覧
| キー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl+T | テキスト注釈モードの開始 / 終了 |
| Esc | 選択を解除(選択中のとき)。未選択ならモードを終了 |
| Del / Backspace | 選択中の注釈を削除(本文の編集中を除く) |
| Ctrl+Z | 元に戻す |
| Ctrl+Y / Ctrl+Shift+Z | やり直し |
| ドラッグ | 選択中の注釈を移動 |
| Space+左ドラッグ | 一時パン。注釈の移動中は現在のドラッグを継続 |
| マウスホイール(画像上) | 画像ズーム |
| マウスホイール(パネル上) | 一覧のスクロール(画像ズームにはなりません) |
| Ctrl+マウスホイール | 画像ズーム(パネル上でもズームを優先) |
| 中ボタン(ホイール押し込み)+ 上下ドラッグ | ドラッグ開始位置を中心にズーム |
| 右Ctrl(押している間) | テキスト注釈を外した元画像プレビュー |
- テキスト注釈モードは、画像分析・画像補正・消しゴム・隠蔽加工・動画再生中は使用できません
- 見開き表示中に Ctrl+T を押すと左ページの単ページ編集に切り替わり、終了時に元の見開きへ戻ります
- 注釈はページ(画像)ごとに保存されます。ZIP / PDF 内のページにも付けられます